劇場版 ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか -オリオンの矢ーを鑑賞(ネタバレあり感想なので要注意です)
劇場版のダンまちを観てきました。
タイトルにもありましたが、ネタバレあり感想です。
あまり話の流れなどは書かないので、ぜひ映画をご覧になって、それから読んでくれると嬉しいです。
さて。感想です。
ダンまちの映画なら、きっとハッピーエンド。
そう思っていましたが裏切られました。
神殺しの大罪をベルが背負うなんて、そんな悲しい結末なんて、知らなかったです。
ヘルメスの言う通り、あれは一人の女の子を救う物語だったのか。
確かにアルテミス様は救われたかもしれない。
それでも。それでも悲しくてたまらない。
悲劇のヒロインなんていない。全てを救う英雄に憧れるベル君には、今回の出来事は過酷すぎでした。
映画を見終わった今も、書きながら泣きそうになります。
アルテミス様……。
パンフレットも購入して原作者の大森先生のインタビューも読みました。
ヘルメスなりの友情で、アルテミスを「救った」。
アルテミスとベルの魂は似ている、穢れなき純白、というのはとてもしっくりきました。無垢な少女というのは、とても表現されていましたね。
最後の、ベル君の台詞。
「神様……。僕、強くなりたいです」
という言葉の意味が最初と違う、という松岡さんのインタビューには、私も同感です。
原作者の大森さんの、学生時代のご友人が亡くなったことも関係しているのか、最近のダンまちは「死」と生きることについてもしっかり考えて書かれている印象です。
今回のテーマ、また再び会える日がくる、というのはとてもメッセージ性があると思います。
井口さんの主題歌が今回の作品にとてもはまっていますね。
暫くはダンメモを起動するたびに、歌に聞き入ってしまいそうです。
特典の小説も良かったです。
第二段の特典の配布が始まったら、また見に行こうと思います。