いじめ
小学生、中学生の時にいじめられていたことがあります。
特に後悔が強いのが、中学生の時です。
中学生の時、私は野球部でした。
今まで遊びでは野球をしたことがありましたが、本格的にはじめたのは中学生から。
他のメンバーは小学生の時から野球団に所属していて、未経験者は私だけでした。
そういったこともあったのか、中学三年生の時に、キャプテンからいじめを受けました。
二人組になり、投手と打者に分かれて、投げられたボールを投手に向けて打ち返す練習があります。
私と私とコンビを組んでいた友達は、わざわざそのキャプテンに脇に配置をされました(そこ以外は許されない)。そして、わざとこちらの方に打球がいくように打ってくるのです。
冗談まじりに反発をしましたが、聞き入れられることはありませんでした。
そのキャプテンのコンビが打ったボールを探しに行かされたこともあります。
悔しくてお風呂で泣いたことがあったのも、覚えています。
気の毒なのが、私とコンビを組んでいた友人です。
私が下手であるから、いじめられていた。原因は私で、彼を巻き込まれていたのです。
ずっと謝れませんでした。
そのキャプテンの方が野球はもちろん上手いし、腕っぷしも強いです。
喧嘩になれば確実に負けます。
そいつに殴られるのが怖くて、おもてだった反発はせずに3年間の部活動の日々を過ごしました。
相手はそのことに対して、たいした感情をもっていないでしょう。
きっと忘れているでしょう。
私に、部活をやめてでも、殴られても、こんなことはおかしい、不公平だと主張する勇気があれば、また未来は違っていたと思います。
何より、一緒に付き合ってくれた友人には、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
私はとても弱かった。
世間一般の「いじめ」に比べればたいしたことではないかもしれませんが、私の心には無力感を残していきました。
その一緒にいじめを受けていた友人とは疎遠になりました。
いつかそのことについて、謝るのとその時の彼の気持ちについて知りたいと思いますが、それもとても怖いです。