ソード・オラトリア10 感想(ネタバレあり)

ソード・オラトリア10 を読み終わりました。

簡単な内容と感想を書いていきます。

 

今回は本編でいう、9巻~11巻をロキファミリア陣営から見た物語です。

異端者(ゼノス)編ですね。

 

中心人物はアイズとフィンです。

まだフィンの詳しい過去は語られていないので、フィン編と言ってもいいかもしれません。

 

作られた「人工の英雄」が懊悩し、新たな自分の道を進む物語です。

 

 

やっぱり面白かったです!

 

今まで一番、ロキがかっこよかったです。

ロキがウラノスに吠えるシーンはしびれましたね。

 

暖かく見守る立場が多かったですが、子どもの成長を見守りつつ、障害となるものを排除しようとする姿に感動しました。

 

普段はあんなにおちゃらけているのに……(笑)

 

ヘスティア派閥のホームに押し掛けるレフィーヤはかなり笑いました。

いいですよねー、レフィーヤのあの性格大好きです。

 

今回の中心人物のフィンに関しては、あんな懊悩を抱えていたことに驚きました。

 

自分自身を作られた人工の英雄と称するフィン。

 

パルゥムの、一族の再興を胸に野望を掲げて生きてきた「勇者」

 

自分自身の生き様と、ベルの生き様を比較して、彼はこう思います。

 

ベル・クラネル尊い。眩しい。

 

本当の英雄とは何か。

 

自分の名声が地に堕ちても構わない。また初めからやり直し、成し遂げる。

 

新たな道を進む覚悟をしたフィンの選択も、尊かったですね。

 

ベル・クラネルの真似事は君たちには荷が重いかな?」

 

という自分の言葉が返ってくるのは上手いと思いました。

 

 

アイズに関して。アイズの過去が段々と分かってきましたね。

 

まさかの「復讐者」というスキル。

モンスターへの憎しみにより強くなるスキルです。

 

ベルと対比されますね。

 

過去に黒龍に村が滅ぼされたことは間違いないでしょう。

 

 

ベルがアイズの「英雄」になる日がくることを楽しみにしてます。

 

 

ドラマCD限定版を購入しましたが、ドラマCDの方はやりたい放題でした(笑)